この前、人を拾いました
第85章 ⑧—5 不吉な口笛?
きっ、気味が悪いっ…
いや、別に反抗されることを期待していた訳では断じて無いけど、こんな風にいつもと違う態度でいられるとそれは逆に怖いし…っ
クルリと振り返って、レイを見たら、ニコニコしながら、私の肩を持って、時計を見つめた。
「あと…一時間ダっ!」
「はい…?」
時計をみたら、23時半。
「なに?0時半になんか───」
「あー…ゆみちゃん…」
今度は溜め息をついたレイは私の顔を覗き込むようにして首を傾げた。
「なに…?」
「…………なんか…本当に…すっっっっっごく…」
小ちゃい"つ”多いなっ…
けどなに、このいつにないマッタリしたいい感じの雰囲気は…。
「すごく…?」
「すっっっっっごく…
セックスしたいね…」
………………ぜんっっっぜんいい感じの雰囲気じゃなかった!!!!!