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この前、人を拾いました

第85章 ⑧—5 不吉な口笛?

「自分がしたいときに私もしたいって決めつけるなっ!!!!!」



思いっ切り怒鳴ったら、レイはハァッと深い溜め息をついた。



え…


ちょっ…






なになに…





「…なみちゃんは…したくないの…?」



「っ……」



なによ、この甘えたモード…。




「あ、だめ。答えないで?したいって言われたら我慢するのがもっと辛くなるから」



我慢…?



「ど、どういうこと…?」




話が読めずに目をパチパチしていたら、レイは、真剣な顔をして私のことを見つめた。




「どっちにしろ、りんちゃんとセックスすることは決まってるから。
あとのために、今僕は禁欲しているんダっ!そんなことも分からないのかっ!ちょっとは協力したらどうなんだっ!」



「…………」




逆ギレすぎるっ!!



いや、もう本当に訳が分からないわ…


ていうか、どっちにしろって…え?なに?予定はいつも通り私の意向は無視な訳…?

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