無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

結局、ベタベタされたら、ウザいって騒いじゃうくせに、向こうが離れて行くと追い掛けるみたいなことをしちゃう自分にちょっと呆れてくる。



まぁ、いつでも厄介なのは、私がレイのこと、好きってことなんだよね……。



はぁっとため息をつきながら、部屋の鍵を持って外に出ると、プールから上がったレイと昼間の金髪レディーがプールサイドで仲良く話してて、心臓が跳ねた。




え？



うそでしょ




なんであの人ここにいんの！？





耳をすませば、また二人は楽しそうに会話している。




………なんか…むかつくんだけど…






モヤモヤしながらも、身体が動かなくて、惨めな思いが膨らんでいく。





どうしよう……





部屋に戻る？




でも、そんなことして、




レイがあの金髪レディーといい感じになっちゃったら？？？




想像した二人のキスシーンがあまりにお似合いすぎて、私はグッと口をすぼめた。






でも、どんなに美人でも、
あの人の世話を出来るのは私だけでしょ…？