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この前、人を拾いました

第91章 ⑨ー1 ドライバーはクレイジー

あぁー。ここどこだろ…



てか、確か私……




「…きちゃん…」




ん?


遠くで誰かが…




「おーい、みーきちゃーん」




優しい声。



聞いたことある…


そう、この声は…




「おばあちゃん!!」



振り返った先に大好きだったおばあちゃんがいて、私は、微笑んだ。




そう…



大好きだった、おばあちゃん…




「おばあちゃーーん!!久しぶりだねっ…」



「ほんとねぇ…みきちゃんも立派なお嬢さんになっちゃって…」



「やだぁっ…ありがと!
そんなおばあちゃんも全然変わらないねっ!本当、小学校に見た時から変わってないよ!」


本当に老けてないんだから、すごいなぁ、、



ん…?あれ?でも……



「そりゃそうよ!私はみきちゃんが小学生のときにぽっくり逝っちゃったんだからー」



呑気におばあちゃんが笑ったのを私はじっと見ていた。



そうだったそうだった



おばあちゃんは私が小学生のときに…



って




「えぇ!?!?!?」


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