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この前、人を拾いました

第94章 ⑨ー4 少女漫画のようにはいかない

だめだこりゃ……


再び身体をベッドに身体を倒そうと思ったその時、トントントンと、階段を上がる足音が響いて、私はハッとした。


この足音が聞こえたら急いで読んでた漫画を隠して勉強してるフリしてたっけ…


そんな懐古中、コンコンとノックが響いた。


「……はい」


「……お父さんだ」


「………」


「……入っても…いいか」


「……うん」


ぎこちない扉の開き方。
そこから私は視線を反らす。

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