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この前、人を拾いました

第101章 ⑩—1 突然ですが、みなさん聞いて下さいっ…!

───────────…



『えっ……!?!? それ本当!?!?!?』


あまりの大きな声に、思わず私はスマホを自分から遠ざける。


『ちょっとみきちゃん!?!?!』


「はっ…はいっ……」


『検査薬とかした訳なの!?!?!? てかそれ本当!?!?!?』


「ゆっ、百合子先輩っ…声が大きいです…」



私の言葉に、百合子先輩は興奮冷めやらぬ様子で、だって…!!!と続けた。


パニックなのは私も同じだ。
いてもたってもいられず、会社の先輩である百合子先輩(皆さん、覚えていますか…?汗)に、病院の外で電話しているのだ。

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