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『それで？？？　ちょっともう、早く話してよ！』


「いや…あの、検査とかはしてないんですけど…」


分かりやすくハァ…とため息をつかれた私は、すみませんと言葉を返した。


そりゃあ
この前結婚したばっかりだし、こんなすぐに妊娠するなんて、本当にそんなことがあるのかって私も思うけど…

で…でもねっ……


「私、生理とか本当に遅れない人間なんです……！」


道路の脇で、自分の生理事情について叫ぶ新妻。

しまった…と思ったときには、行き交う人みんなに白い目で見られていた。



うわ……最悪っ……



でも、そんなことも分からなくなってしまうほど私は動揺していたのだ。



『…うーん……。
とにかくさ、検査してみなよ』


「ですよね……」



ドキドキと高鳴る胸。

うわ…なんだろこの気持ち……