高校1年生
第11章 11
「ここだよ。」
おじさんは私を自分の家に連れてきた。一軒家だった。表札には“小林”と書かれていた。
なんか、一応結婚していて奥さんと高校生の息子さんが1人いるらしい。今、その2人はおじさんを置いて旅行に行っているらしい。おじさんは仕事で行けなかったらしい。
「おじゃましまーす。」
私はおじさんの家に入った。
「そういえば、おじさん小林さんって言うんだね。表札見ちゃった。」
「見ちゃった?俺の名前は小林 翔平(コバヤシショウヘイ)。」
「翔平さんかー。てか、私ここまで名前を知らなかったんなんておかしいよね。」
「ごめん、ごめん。紹介が遅れたね。」
「ううん。別にいいよ。」
「じゃあここの部屋にいて。」
「はい。」
私は翔平さんの言われた通りに部屋で待った。