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高校1年生

第11章 11





「紗弥ちゃん、なんでこんなとこにいるの??」


待ってた、その言葉を。


「実は…私、家出して今、お金が全然なくて…それで悩んでたとこだったんです…」


私は目に涙を溜め、上目遣いをしておじさんを見た。


「そうだったんだ。…じゃあ、俺と遊んでくれたらお金を上げるよ。どう??遊ぶ??」

「遊ぶってどういうこと??」


私はわからない振りをした。

「それはね…俺についてきたらわかるよ。」

「わかった。」



私はおじさんについて行った。

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