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高校1年生

第31章 31





「あ、返してよー!!」

「紗弥がやってると壊れるだろ。」

「壊れないー!!」



コーヒーカップはさっきよりゆっくり動いている。

康介は優しくハンドルを回す。




「こっちの方がいいだろ。」

「うーん、まぁこっちもいいね。」




そうこうしている間にコーヒーカップは止まった。



「ありがとうございましたー。」



私たちはコーヒーカップから出た。

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