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Pour mon cher -笑顔の先に-

第5章 感と視と聴

「もしかして怒ってんの?」


「知りません。」


「愛?こっち向けって。」


「嫌です。」


「いいから、こっち向けって」




猛司に背を向けプンスカ状態の私の両肩を掴んでくるんと猛司の方に向けさせる。



猛司はそのまま私の顔を覗き込んで



「怒るなー?」



って言いますけどね?

誰のせいだと思ってんのかって話でしょうが。

って気持ち全てをじっとりとした視線でアピール。




「何?その目。


俺の事煽ってんの?」




はっ!?





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