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Pour mon cher -笑顔の先に-

第5章 感と視と聴

首を傾げて、優しく微笑む姿はいつものふわふわした笑顔じゃなくてやっぱり艶やかで色っぽくて



ドキドキドキドキ・…



心臓が激しく高鳴る。




な、何で急にこういうモードに猛司は突入したんだろ‥・



疑問に思いつつも




「お‥お邪魔します‥」



前回、“失礼します”って言ったらツッコミが入ったから学習して言葉を変えてみた。



すると、猛司はふっと笑って



「出たな?律儀マン」



「いや‥一応膝に座るから‥」


「もう1度さっきの言ってよ」


「お‥お邪魔します・‥?」


「ふふっ。俺、それ好きかも」



そう言うと後頭部を軽く抑え、私の唇に振触れるだけのキスを落とした。













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