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Pour mon cher -笑顔の先に-

第9章 笑顔の先に・・

‥・・そうだよね。



後ろを歩いて猛司の背中を見つめてるんじゃなくて、猛司と共に横並びでしっかり手を繋いで歩く私で居なきゃ意味がないんだ。


1歩1歩、共に踏み出さないと意味がない。


さりげない会話でさりげなく気付かせてくれる猛司にまた今日も“好き”が溢れ出る。




“ずっと俺の隣り歩いてなさい”



随分な俺様的な命令だけど‥


こういう命令ならいつでも大歓迎だ!!



私は猛司の繋ぐ手をぎゅっと握って




「ラジャー!!」



ニッコリ微笑んで元気に返事を返すと



「声デカっ!!」



て毒吐きつつもニコリと微笑み返してくれた。







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