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Pour mon cher -笑顔の先に-

第9章 笑顔の先に・・

「何?疑ってんの?」



首を傾げて笑う猛司に私も首を傾げ唸る。


どうも本気には思えなくて。

ただ単にココに来ただけのノリで言ってる気がどうしてもしてしまって‥



「だって急に‥「こういうのって、急にするもんだろ?」




私の言葉を猛司が優しい声で遮る。



「え‥‥?」


「プロポーズって突然するから感動すんじゃねーの?」



私を真っ直ぐ見つめたまま優しく笑う。



「猛司‥‥」



それって‥‥つまり‥‥




「俺、本気なんだけど?」






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