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Pour mon cher -笑顔の先に-

第9章 笑顔の先に・・

―――――えっ…?!


い‥いや。

ちょっと待って?



「だって、あの時‥・っ」


だってあの時、猛司は私から丁度離れてキッチンでコーヒー入れてた時だったような‥

しかも私、本当ボソッと呟いた程度の‥‥




「そんな不思議な事じゃないっしょ。

だって俺、愛のどんな言葉も聞き逃さないから」



不思議そうな顔して猛司を見つめてると、猛司は優しい眼差しで見つめ返して再度私を抱き寄せ




「どんな小さな声だって聞き逃さねーから。」




ぎゅっと抱き締めてくれて。




「愛」



私の名前を優しく呼んで、私の顎をクイッと上げて



「愛してる」

「私も。愛してる」



優しい愛しいキスを落とした。





その時―――――!!!













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