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Pour mon cher -笑顔の先に-

第10章 Pour mon cher

「みんな、お前の幸せを願って猛司君に協力してくれたんだよ。

今日のサプライズの為に、美鈴ちゃんも東君も自分達で出来る事は手伝うって言ってな?

俺や母さん、猛司君の親にも色々今日の手続きしてくれて。


お前は本当に良い“旦那”と友達を持ったんだな」




そう言って私の方を向いてニコッと笑って




「お前は俺と母さんの自慢の娘だよ。」



また、涙ぐみながら今度はしっかりと前を向いて



「これからも、愛の“愛”で人を幸せにしてあげれる女性で居なさい。

そうすれば必ずお前をその人達が幸せにしてくれる。

お前はお前のまま、今のままで居なさい。


じゃ、行くぞ?」



私と一緒に1歩。


教会の中へと歩み始めた。




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