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跨いでいった男たち

第15章 ムチな男 Ⅲ

里奈は自分のとった行動にわけがわからなかった。
ただそこにタイミング良く、潤のメールが来たからなのか。

里奈はバスルームで身体を洗うと
泣きはらした自分の鏡を見て。
なんでいつもこんなんなんだろ・・・。
湯船に浸かり、また涙をながした。いつのまにか寝てしまい。
朝を迎え、ママに休みの連絡をすると。カーテンを閉め切り怖くて外にも出れず、玄関のチェーンを閉め。部屋のすみの壁に寄りかかりぼーっとしていた。。。

今は何時なんだろう・・。
もう夜の7時を回っていた。。

隣人の部屋がなにやら騒がしい。

引越しをしなきゃ・・。

そうよ。そうしなきゃ。

里奈は荷物をできる限り整理しはじめた。

朝までかかり、今日1日で不動産屋廻りをしなきゃと、隣人と合わないように外へそーと出る。。

すると不動産屋の管理会社の人が
隣人の部屋をあけていた。

里奈「あの~隣どうかしました?」

管理会社男『いやぁ・・ちょっとね、引越したんだよ。不動産屋さんの話だとなんか殺されるって言ってたらしんだけど、なんか犯罪でもおかしてたのかねぇ・・。今時の人はわかんないね~。お金はちゃんと代理の人が払ったみたいで。。。』

里奈「そうなんですか・・・」

しかし里奈は安心出来ないと部屋探しにでかけようと大きい通りに向かって歩く。

カツカツカツ

見覚えのある車が止まっていた。

里奈。。潤?

潤は里奈に気づくと虚ろな目で

潤『里奈・・・』

腕を掴む

里奈「いやッ やめて!」

里奈の顔は恐怖に怯えていた。

潤は里奈を引き寄せ抱きしめた。

ギュ--------------!

潤『恐い思いしたね・・。大丈夫だから・・・。』

里奈は潤の胸が凄くあつく、そして心臓がドキドキしている潤に納まると里奈の肩に潤の涙が落ちる。

里奈「どうして?」

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