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跨いでいった男たち

第21章 新作1泊2日 ¥250

瞬の部屋はサッパリしていて、

木製のテーブル その前にTV

壁には学生らしく勉強机とPCが並んでいた。

瞬『ごめんね、部屋狭くなっちゃうからソファとかなくて・・』

里奈「ううん。割とキレイでびっくり笑」

ここ座ってと長座布団をポンポンとした。

瞬『今、グラスとか用意するから・・』

里奈「いいよ〜缶のままでも。」

瞬は里奈の右隣に座り、飲み物とグラスを置いて、DVDをセットした。

里奈さんの観たかったDVDはラブコメディで里奈さんの笑う顔を意識しながら、触れそうで触れない肩にドキドキした。

ちょっとHな場面とかは凄く恥ずかしくなってしまった僕に対して里奈さんは瞳を麗せながら、入り込んで見ていた。

僕は落ち着かなくてトイレに行ったりしていた時だったんだ・・。

ラストシーンはヒロインの女性が主演の男性にプロポーズされる場面。おかしいプロポーズで決して感動するというか微笑ましい場面なのに。

里奈さんがあの日のように涙をながしてた・・・

思わず、座ってる里奈さんを後ろから抱きしめてしまった。

かすかにしか聞こえなかったけど
僕を呼んだのか違う名前を言ったのか・・・。

僕に抱きしめられた里奈さんは驚きもせず。ただただ涙を流していた。

瞬『里奈さん、どうして泣いてるの?そんなに感動しちゃった?』

と抱きしめながら耳元で言うと

里奈「ぅうん、いい映画だなって感動しちゃった。」

里奈「瞬くんって優しいんだね。ちょっとだけ寄りかかっていい?」

瞬『里奈さんが落ち着くならいつまでも抱っこしてるよ。』

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