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跨いでいった男たち

第21章 新作1泊2日 ¥250

里奈さんを僕は抱けなかった。

朝、目が覚めると、里奈さんはごめんね、寝ちゃってと言った。

じゅんって人は里奈さんを泣かすほどの男なんだろうか・・

知りたい・知りたい・僕の方を向いてよ里奈さん・・。

あー 俺って何やってんだ・・。

僕は大学で僕のことを好きだという女の子を呼び出した。

里奈を抱けないかわりに、僕はこの女の子を抱いた。

何度も何度も・・・。

身体はスッキリしても。

心はスッキリしない。

バイトに出勤すると、里奈さんは普段通りに接してくれた。

大人ってすげぇな

僕は今すぐにでもじゅんって人がどんな人だったのか気になって里奈さんを問いただしたい。。

里奈「瞬君、これ、どこの棚かなー?」

瞬『あ、ぇ、あうん、そこの2列先のホラーのとこだよ。』

里奈「さすが♪ベテランさん♪」

瞬『里奈さん、今日一緒に帰ろ?ちょっと相談したいこがあって』

里奈「りょうかーい♪」





里奈「お疲れ様でしたぁ~」
瞬『お疲れ様です』

里奈「瞬君ひさしぶりだね、一緒に帰るの。」

瞬『そうですね笑なんか僕ばっかり意識しちゃって、バイト仲間にバレバレです照』

里奈「そのことなんだけど、忘れて欲しいの。。ごめんね、なんか・・DVDに流されちゃったから。」

瞬『じゅんって誰ですか?』

里奈「!!!!!!!」

瞬『あ。その寝言で・・嫌だったら全然話さなくていいです汗』

里奈「ごめん・・・」

里奈さんからは涙が溢れてた

僕はまたこの顔にやられてしまって、ギュってしたんだ・・

里奈さんは僕の胸でボソボソっていうから聞きなおすと

死んじゃったの。。。

今度、うちに遊びにきて。。
話すから。。。

僕は抱えきれない言葉を聞いて

里奈さんの心に踏み込んだ事を悔やんだ。


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