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跨いでいった男たち

第27章 くちなしの花

里奈さんとの待ち合わせのホーム

僕は逃げ出してしまいたかった。

負け戦はしたくない。

でも、それ以上に里奈さんが僕にだけ笑顔を向けてくれるのを信じたかった。

里奈「瞬君お待たせ♪何食べたいかわからないから、男の子はハンバーグ唐揚げって思って材料、バイト先のスーパーで買ってきたのw」

瞬『ぁ・・うん、好き。照』

瞬『里奈さん料理出来るんだw』

里奈「ひどーい、あと今日は呑むのも付き合ってね♪」

瞬『う、うん・・僕を酔わせてどうする気なの(笑)』

はぁ~普通に接するのしんどい

心臓が潰れそう

でも、里奈さんが話してくれる覚悟のほうが辛いはずだから・・

僕、がんばるよ。


里奈さんの自宅のアパートまで着いた。

里奈さんは玄関で開けるのをためらっている・・

里奈「瞬君。。部屋入っても、里奈のそばにいて、お願い。」


里奈「私ね、今、凄くドキドキしてるの。もしかしたらこの扉開いて誰かに話せたら、変われるような気がするの。。。」

瞬『わかったよ・・・里奈さん』

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