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跨いでいった男たち

第30章 天使が降りる頃

春日『ゆい!里奈ちゃんは?』

ゆい「まだ。。。」

春日『ゆい、、実は先生に頼んで緊急だから里奈さんのご家族調べてもらったんだ。』

春日『里奈ちゃん・・身寄りがないんだ・・』

ゆい「ぇ。。ふぇえええええええん。。うう・・」

タタタタタタタ・・・

パタン

ゆい・春日『!!!!!!!』

ゆい「笹木さん・・・」

笹木『里奈ちゃんはどうしたの?』

ゆい「それは・・」

春日は笹木に近寄ると耳打ちした。

春日『たぶん、自殺未遂・・』

笹木『え・・・どうして、一昨日会った時はそんな素振りがなかった。ただ俺に謝りたいって・・どうして?なにがあったんだ・・』

笹木『彼が原因なのかな・・』

ゆい「彼って・・・」

笹木『亡くなったみたいなんだ。いつで誰とかわからないけど』

ゆい「え?あ、それでなんだ・・」

春日『石橋 潤だね。。』

笹木『え?あの?』

春日『写真があった部屋に・・あの・・』

春日『傷が癒えてなかったのかな・・・』

ゆい「後追いってこと?そんな」

笹木『だったらおかしい事がある、俺とゆいちゃんに電話があったっておかしくないか?後追いなら、連絡するのかな・・まして俺なんて里奈ちゃんからすれば他人に近いし。。』

ゆい「ゆいも相談し合う仲でもなかったのに・・どうゆう事なの?」

春日『今はまず無事を祈るしかない・・・』

ゆい「あっ・・・」

ガラガラガラガラ

ゆい「里奈ちゃん!里奈ちゃん!」

医者 今はまだ安静が必要です。
命には別状はないですが。。。

春日『そうですか・・ありがとうございました○┓』

春日『ゆい、とりあえず、不動産屋には事情は話してあるから、里奈ちゃんの身の回りのものを持ってこよう?』

笹木「俺が里奈ちゃんについてるから・・・」

ゆい「ぅ・・ぅん」

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