テキストサイズ

跨いでいった男たち

第34章 暴走する心


瞬はレンタル屋を辞め

今日も夜な夜な淫らに過ごせる

女を探して街を彷徨う

大学では好青年で親切で

聡明で家柄もよく

瞬にいい寄ってくる女は

数えきれない・・・

だけど、本当の僕は

あの日から獣になってしまった

嫌。本来の僕なのかもしれない

女性など所詮

男の慰め玩具(どうぐ)

なんだと・・・。

フッ

あの女にしよう

どうせ、最後には

泣いて頼み込む

汚れた女になるんだから

ストーリーメニュー

TOPTOPへ