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跨いでいった男たち

第34章 暴走する心

瞬は薄暗い夜道を歩くと

女の後をつけた

20代前半だろうか

瞬『あの・・・すみません・・』

女「え?あの・・私、急いでるので・・」
うわぁ〜イケメン。ナンパ?んなわけないか。私なんて・・でもこんな夜道で怖いな・・。

瞬『僕、さっき友人宅の帰りで道に迷ってしまって照』

女「えっ、あ、そうなんですかぅ。どこへ向かいたいのかな?」
はぁ〜なんだぅ〜ちょっと残念。。何考えてるの私。恥・・・

瞬『駅かな。。』
フッ 顔真っ赤だ この女。

女「あっ、そうなんだぁ、駅は・・一緒に行きますよ?」

瞬『あっでも、こんなに夜遅くに女性がまたこの道帰るの悪いですよ照』

女「///////あっいえ/////」
なんで、超優しい人。自分が困ってるのに・・。なんかドキドキしてきちゃった。もっと喋ってたいな。。。

瞬『じゃぁ、地図書いてもらってもいいですか?ここじゃ暗いからそこの公園のベンチとかで』
釣れそうだな、悪くないいい身体してる・・

女「あっそうですね♪いい考え♪」
ドラマティックな出会い〜な〜んちゃって♪

瞬『行きましょう』

瞬は女の手を握ると公園のベンチへ向かった。

女「あっえっ照」
キャー手握られちゃった。大きな手、こんな手で・・・あーダメダメこんな事考えたら、はしたない私・・

瞬『はい、座って♪メモ帳とぉ、ボールペンっと♪』

ストンと女はベンチに座り
瞬は右横に座った、

瞬『あっ、ちょっと。。』
おもむろに上着のシャツを女のミニスカートの上にかけた。

瞬『膝、寒そうだから、ごめんね、こんなで』

女「あ//ありがとぉ」ポーッ

女「ぇーとここが公園でしょぉ〜、この道がさっきので〜」

瞬『さっきはよくわからなかったけど、僕、こんな可愛い子に声かけてしまったんだね・・照』

女「えっ///そんな///」
どうしよぅ〜やばい

瞬『可愛い顔が真っ赤だよ?名前聞いてもいい?』

女「ぁ、うん・・咲」

瞬『咲ちゃんか名前も可愛い♪』
瞬は咲の右太ももに何の気のない素振りで手を置いた。咲の背筋がピンと伸びた。

咲「ァ。もぉ〜からかわないで下さいよぉ照地図書いちゃいますね♪」

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