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愛の嵐

第32章 ぎゅう×ちゅう=愛河

《松本時間》

松「なぁ、頼みがあるんだ」
相「なぁに?珍しいね」

何故だか抑え切れない
何かに掻き立てられる気持ち
どうしようもない気持ち

松「抑えらんね~」
相「はい~?」

ガッチリ肩を掴んでしまう
相葉くんは後退りしたいのに出来ない 
近付く俺の顔を押さえられる

相「お、落ち着いて!ニノと翔ちゃんに誤解されるってば!!」
松「ぐっ・・そ、そうか」

何をこんなに焦ってるんだ
俺・・おかしい
はぁ~、昨日寝れなかったのが問題か?

相「で?お願いってなぁに?」

察しのついてる相葉くんは苦笑いだ
あ~、まさかこんな日が来るなんてな
相葉くんに頼るってど~よこれ
でも今頼れるのは相葉くんだけなんだよ

松「し、翔くんを・・昨日の店に連れてきて欲しいんだ」

たったこれだけ言うのに緊張してるんだよ
クスッと笑う相葉くん
ちっくしょ~、何か悔しい

相「分かった♪これ終わったら無理矢理にでも連れて行くよ!」
松「よ、よろしく」
相「おっけ~!俺ってば恋のきゅ~ぴっどみたいだ~♥」

黙れっ!黙ってくれ!
恥ずかしくて逃げたくなる
走って翔くんの所に向かう相葉くんを見送る
心臓潰れそう
こんな恋をするなんて
しかもメンバーに
しかも男に
どうしちゃったんだろな

でも嫌な気分じゃない

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