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月の綺麗な夜に

第4章 満月と月と星

え――‥・


私、何もしてない‥‥



「私、何かした?」



願い叶えるような事何かしたっけ?



きょとん顔で流星を見ると、流星はそんな私を見てクスッと笑って



「今日、こうして逢ってくれたから。」



そう言うと、まるで無邪気な子供のような笑顔を向けて




「雫月ちゃん、ありがとう。

俺、今日来てくれて本当に嬉しかった。

ありがとう」




くっしゃくしゃの笑顔に




ドキッ―――





心が跳ねる。







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