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月の綺麗な夜に

第4章 満月と月と星

「どういう意味なのかな?」



インテリ風男だからか例え方が比喩的表現とかだと、もう私はお手上げ。

だから下手に悩むよりさっさと降参したほうが早い。



星から再度流星に視線を向けると、彼も同時に星から私に視線を向けて




「俺の願いが叶ったから。

だから嬉しくてあの星くらい心が明るく照らされてるって意味であの星を選んだ」




え‥‥?




「願いが叶った‥‥?」



「うん。俺の願いを雫月ちゃんが叶えてくれたから。

だから嬉しさをあの星で表したんだよ」




そう言ってニコリと微笑む。





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