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月の綺麗な夜に

第4章 満月と月と星

すると。


「初めて」





流星の言葉に首を傾げる。



「初めて俺の方を向いて笑ってくれた」


「は?!」


流星の言葉で緩んでた顔を引き締める。



「ばばば馬鹿言ってんじゃないし!
笑ってなんかないし!!」



“フンッ”と顔を反らすと、流星はそんな私を見てクスクス笑う。



「何がオカシイ?」


「別に?」



別にって言いながらまだクスクス笑ってんじゃん!!





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