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月の綺麗な夜に

第5章 偶然の再会

「星‥‥?」


「そう。星の辞典」



流星が連れて来た場所の本棚には無数の星に関する本が沢山並んでて。


辞典や写真集。

星座早見盤や星座の神話に基づいた本。


とにかく星に関する本がずらりと並ぶ中、1冊の本のタイトルが目に止まる。




【月と星と神話物語】




手に取ってパラパラと中身を見る。


オールカラーで月の写真、星の写真、星座に伴う神話の話。



「へぇー。珍しいかもー」


「ん?何が?」




思わず呟いた言葉を流星は拾ってて私の後ろからニョキっと顔を出して本を覗き込む。








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