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月の綺麗な夜に

第5章 偶然の再会

1人、その場で茶色の封筒を脇に抱え茫然と立ち尽くす。



“俺達の出逢いはアリか”


“星を好きになって”




‥‥・。



‥‥・はっ!?




意味が分からない言葉を並べて笑顔で走り去って行くなっつの!




そもそも。



アリか無しかって考えた事が無いし。


出逢いがどうのこうの言う前に私、流星の事何もまだ知らないし。


こういう出逢い方こそ初めてだし。


星だって興味持ち始めたし。




‥だけど。



“出逢いはアリ?”



そう聞いた流星の真っ直ぐな視線を思い出すとドキドキ胸が騒ぎ出す。



なんでドキドキ‥?

なんだろう‥‥。

病気か‥?




自分自身、何でドキドキしてるのかさっぱり分からず。

でも考えても答えが出て来そうもないから



「まっいいか」



家路へと向かった。








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