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月の綺麗な夜に

第5章 偶然の再会

「え…と‥流星‥・?」



俺達の出逢いがアリか‥‥て?

LINEでの出逢いがアリかって事‥?



アリか無しか…。



どうなんだろう‥



良く自分でも分からず頭を捻らせてると



「なんてね」


さっきまで真剣な表情だった流星がにこやかな表情に変化してて


「は?」

「冗談だよ」



パッとさっきまで離そうとしなかった本屋の茶色の封筒を手離して



「雫月ちゃん、お願いがあるんだ。」


「何?お願いって」


「星、好きになってね?」


「‥はい?」


「星。好きになってください。


じゃぁ、またね!
‥・あ、間違えた。

じゃぁ、“やねこい!”」



「ちょ‥・おい!?」




私の声を無視して星オタクの癖に爽やかに手を振って走り去って行った。




何なんだ!?





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