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月の綺麗な夜に

第3章 満月の下

「だからさ、私の話聞い‥「それ、今大事な事?」




――は?!




「そんな事より、ほら。」


流星は月に向かって指を差して


「一緒に眺めようよ」


そう言ってニコリとした笑顔を私に向けた。



流星の差す指の先に釣られて視線を向ける。



そこには、ここに来る時も優しく私の後ろからそっと見守っててくれた月が今度は正面からニッコリと微笑を向けてるかのようにフワリと灯る月があった。





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