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月の綺麗な夜に

第3章 満月の下

あのー。待て待てぃ。

私の質問、スルーですか?



「あの、だから逢った事ありますっけ?」



再度挑戦。




「月が綺麗ですね?」


「‥‥・」




人生。


まだまだ19年しか生きてないけども、こんな夜に人を殴ってしまいたくなったのは生まれて初めてかもしれない。




「私の話聞いてる?!」



「うん。ちゃんと聞いてるよ?」




‥‥聞いててその返答かよ。

完全スルーだった事肯定じゃん。

畜生め。







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