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月の綺麗な夜に

第3章 満月の下

「月が綺麗ですねー」


「え?あ‥うん。綺麗」


「月、綺麗だね」


「うん、綺麗だね?」


「月がきれ‥「他に何かないの?」




さっきから月眺めながら同じ台詞ばっかりじゃん。

いい加減聞き飽きたし。




流星の言葉を遮ってツッコむ。



すると流星は何だか楽しそうにクスクスと笑って月から視線を私に向けて




「ふーん?」





「他って、例えば

“雫月も綺麗だよ”とか?」




―――は?


何言ってんだ?こいつ。













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