占いの館【YES∞NO】
第4章 母性の使い方
カーテンをくぐると…
暗い空間が広がった!!!
暗い世界に…
不安と…恐怖が一気に襲ってきた…
と…同時に…
空間の真ん中に…
ポワと明かりがついた
明かりの回りには…
揺り篭…
揺り篭がユラユラ揺れている…
『何?揺り篭?』
「そう、揺り篭…
中には…誰が入ってるのかな?」
アダムの声に振り向くと…
微笑みながら歩み寄る
『…誰って…』
近づいてみると…
『!!!!!!浩二郎!!!』
揺り篭の中には…
よだれかけ…おしゃぶり…
しまいには…オムツまで着けて寝ている…
浩二郎が…いた…
揺り篭が…大人でも入れるサイズにも驚いたが…
赤ちゃんの格好で…中に入っている浩二郎は異様でしかなかった
しかし、目隠し…手首と両足首は個々に繋がれていた…
『…どうして…拘束してるの?』
「…千恵子に驚いて…暴れるかもって思って!フフフ」
アダムは…悪戯っ子の様に笑う