占いの館【YES∞NO】
第4章 母性の使い方
『さぁ…浩二郎ちゃん…
起きて〜…“お仕置き”の時間よ?』
暗がりからイブの声…
コツコツとハイヒールの音と共に現れたイブの姿は…
裸…エプロン…に…ハイヒール…
さっきまで、黒いワイシャツの黒いスーツ姿だったのに!!!
『イブさん?その格好!!!』
イブさんはクルンと回って『似合う?お仕置きママって感じ!』
「似合う、似合う!!!
さて、どんなお仕置きしちゃう?」
アダムとイブは笑いながら、揺り篭を揺らす…
「……ぶ…あ…ぁ…」
浩二郎が起き出す
口におしゃぶりが入ってて…上手く喋れないようだった…
『は〜い、浩二郎ちゃん…おしゃぶり取りますね?』
イブは浩二郎からおしゃぶりをチュプっと外す…
「ぷっあ…ママ〜?暗い…めめ…開かないよ〜」
え!!!え―――――――!!!
浩二郎!!!浩二郎なの?
何?この赤ちゃんモード!!!
ママって…
キャァ―――――――!!!
アダムもニヤニヤしながら、こっちを見てる。
「ママ〜…だっこ〜」
『はい、はい…浩二郎ちゃんったら、甘えん坊ね』