占いの館【YES∞NO】
第2章 彼氏の相談
『ずいぶん変な所にある占いの館ですね…』
《そうですか?》
〔考えた事なかったですね〕
二人はクスクスッと笑い見つめ合う
『貴方達…まるで鏡みたいね…不思議だわ』
クスクス笑い
そっくりな二人は部屋の中央にあるテーブルに私を導いた
《さぁ…何を占いますか?》
イヴがテーブルの水晶の前に座った
私もその水晶を前にイヴと向かい合うように座る
『………えっと…』
《では…まず、名前を聞いてもいいかしら?》
イヴは緊張している私を気遣い、答えやすい質問をした