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占いの館【YES∞NO】

第4章 母性の使い方


「ママ〜ママ〜…」


『ふふふ…かわいい赤ちゃん』




え?え?やだ!!!
何?


私は、ただただ…パニック…



「浩二郎の秘密って…
赤ちゃんプレイの事みたいだね…ど〜する?千恵子さん」


アダムがゆっくり私に近づい…笑いながら囁く…



『…こんな…性癖だから…潜在的に優しいお母さんが…優先順位が上なのね…』


「ど〜だろう…」




揺り篭のなかで、足や手首の不便さに気がついてきた…浩二郎は…


「ママ〜変だよ〜…
外して〜見えない〜」と…甘えた声で訴える…



私は…ゆっくり…浩二郎の目隠しに手をかけ



外す……




「あっ…眩しい…ママ〜」


目隠しを外され、眩しくまぶたを細め…

目の前のママを見ようとする…



「……!!!!!!ち――――!!!」



視界が開け、目の前の私に浩二郎が気がつく!!!


アダムの言うように…


浩二郎はバタバタガタガタと揺り篭の中で暴れた…



「なっ!!!なんで!!!千恵子が!!!え!!!あっ!!!これは…」



焦る浩二郎…


情けない格好で…違う、これは…と…言い訳をしようとする



『…変態?なの?』


「違う!!!これは!!―」

『浩二郎ちゃんは…変態よ!千恵子さん。
ママに甘えたい…甘えたい…って願望が強い変態マザコン坊ちゃん!
お母さんが…彼をこうさせたのね…』



う…って…顔をする…


そうなんだ…



『じゃあ…お母さんはこの姿…知ってるんですね…』


「知らない!!!母さんだって!!!知らないんだ!!!




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