占いの館【YES∞NO】
第4章 母性の使い方
アダムはイブに…何かを手渡し、ニヤニヤと浩二郎を見る
浩二郎は…緊張、いや…不安そうな顔で私を見つめる…
これで…
嫌われても…といった感じだ
『さぁ…浩二郎ちゃん…』
ゾクゾク…イブの声が…
怖い…
ふんわり優しい声だったはずのイブの声…
冷たくて…鳥肌が立つ…
『ママ…痛くしないでね…』
浩二郎も…冷ややかなイブの声と視線に…
少し怯えていた…
「浩二郎ちゃん…大丈夫だよ、いつものように…気持ち良くしてあげるから」
アダムは浩二郎の耳元で囁く…
私は…
浩二郎の…体に触れるイブを…不安げに見つめる…