占いの館【YES∞NO】
第5章 快感無知彼女
ギィ――――――――…
――――――――バタン…
『「いらっしゃい」』
扉を開けると…
同じ顔の、同じ声質の…
双子が立っていた…
ビックリして…
後ずさりしてしまった…
『やだ!ビックリさせちゃった?』
「ごめん、ごめん」
二人はニコニコっと屈託のない笑みで私を和ませた
「ようこそ、
占いの館“YESorNO”へ
私、ここの主、アダムと申します」
『悩みの解決に役に立つアドバイスをしましょう…
私、もう一人のここの主、イブと申します』
二人は私の手をとって、ようこそっと笑った
私もつられて、微笑んだ