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赤い糸

第5章 幸せ








プルルル…
「はい…」
荘太は暗い声で電話に出た。
「今から会いたいの。
大切な話があるの。」
私の言葉に荘太はまた暗い声でうんと答えた。
待ち合わせ場所に着くともう荘太はそこにいた。


そこから歩いて2人で荘太の家に行った。
荘太の口数が少ない。
そして、全然笑わない。
目すら合わせてくれない。
荘太?
どうしちゃったのかな?
そっと手を繋ぐ。
ぎゅっと握り締めると、すごく強く握り返された。







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