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赤い糸

第5章 幸せ








荘太の家に着いて、すぐに荘太の部屋に入った。
「話って何?」
ぶっきらぼうに荘太が聞く。

「荘太?
今別れてきたの。
長い間待たせてごめんね。
今日から、荘太だけの皐月になってもいいかな?」
いい終わった私の目からは涙が溢れた。
グイッ…
乱暴に引き寄せられて力いっぱい抱きしめられた。
荘太の肩が震えている。
きっと荘太も泣いてる。
荘太の腕の中はあったかい
心地よい
落ち着く
あぁ、これが幸せなんだ…
この幸せがずっと続くといいな。







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