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赤い糸

第1章 プロローグ






私は恐る恐る机の中のソレを指差した。
拓人の顔色はどんどん変わっていって、急に焦りだした。
目がキョロキョロなって
「あぁ、これ?
これは…かぁさんの。
はい、もうおしまい。」
そう言って拓人は、引き出しを慌てて閉めた。


モヤモヤする…
お母さんのだったらそんな慌てる?
『誰かとデートしてた』
そんな言葉を思い出した。

あぁ、繋がった。






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