テキストサイズ

赤い糸

第7章 出発









「うん…
いってきます…」
決めてたんだ。
荘太の帰るところは、私の腕の中。
だから、バイバイじゃなくて、いってらっしゃい。


「じゃあ、またね。」
涙がこぼれる。
でも、笑顔のまま。
「うん。
じゃあね。」
荘太も笑顔で返す。
私は荘太をおろして、ゆっくり車を発進させる。
そして、あることを思いついたので、やってみた。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ