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赤い糸

第7章 出発








帰り道。
1人の車の中は、寒かった。
荘太が温めてくれた手は、冷えきってきた。
荘太…
戻ってきて。
温めて…
でも、荘太は戻ってこない。
分かってるよ。
家に着くまで私は泣きまくった。


分かってる。
終わりじゃない。
でも、なかなか涙は止まらない。







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