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赤い糸

第8章 遠距離








荷物を手にとって、荘太は車を出て行く。
「また来月くるから」
荘太の言葉に頷くことしかできなかった。


『行かないで』
心の中で何度も叫びながら荘太の後ろ姿を見ていた。
辛いのに、離れられない。
大好きすぎて、さみしい。
街で見るカップルが羨ましい。
でも、荘太以外考えられない。






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