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赤い糸

第2章 戸惑い







2人で歩いていると、拓人が
「皐月?」
って呼んできた。
私は拓人の方を向く。
この声のトーン…
キスされる。
拓人の顔が近づいてきた。
ふいに私の頭に前に見せてもらったプリクラに写っていた荘太君の顔がよぎる。
「待って。」
私は拓人のキスを止めてしまった。
気まずい…
「…早く行かなきゃ、電車きちゃうよ。」
そう言って誤魔化してしまった。






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