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赤い糸

第3章 最低





それからしばらくたって年末になった。
年末の慌ただしさが、拓人と荘太君のこと忘れさせてくれた。

変わったこと。
拓人からの連絡が来なくなった。
別に喧嘩とかしたわけじゃない。
ただなんとなく、連絡をとりづらい。

そしてもう一つ。
荘太君が前向きに彼女を見つけようとしてる。


『ダブルデートしようね。』
そう言われたとき、今更ながら私は恋愛の対象外だと実感した。







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