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キミが好き!

第4章 君に相談

「いってらっしゃいませ。お嬢様。」



鈴木は、言っている。だけど私はそんな言葉には答えなかった。



私は、黙って校門をくぐった。




「おはよう~!明!!」



「あ、うん!おはよう。」


元気よくきらりが、話しかけてきた。



「元気ないね~?もしかして、春彦?」



「うんうん。違うよ。家が嫌でさ…」

いつものように、きらりに話した。



「そっか…別に気にしなくてよくない?」



気軽な言葉を言ってくれた。



「うん。ありがとう。」



「でも、明がニューヨークに留学なんて嫌だ!」


なんか、きらりを見てると涙が出そうになる。



「まだ、決めた訳じゃないから!大丈夫だよ。」




涙をこらえて、話した。



「よ!」



「あ、桐島くん。おはよ。」




涙を乾かして、ニコニコしながら言った。




「今日、数学の教科書忘れたからさ貸して!?」


桐島くんは、私に言ってきた。


「うん!いいよ。」



「よっしゃ!ありがとうな!」



(桐島くんって、なんか可愛い男友達かも(笑))





私は、思いながらクスッと笑った。




いつもの、学校生活がはじまるのだ。

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