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キミが好き!

第17章 黒い影

「はぁ…」



なぜか、大きなため息が出てしまった。



「もう!!明!聞いてる?!」



きらりは、私に言ってきた。



「あ、うん!聞いてるよ!!」



私は、なぜか桐島くんが告白してきてからため息が止まらない。



「ねぇ、明、最近春彦と、うまくいってる?」



「うん!まぁね♪この間、デートしたよ♪」



「そうなの?いいな~!」

ガラガラ


先生が入ってきた。
「今日は、転校生を紹介する。さぁ、入って。」



「誰だろうね♪」

「どんな子かな?」



ガラガラ


「はじめまして。西井朱音です。今日からよろしくお願いいたします。」



そう。西井財閥の娘だ。中川財閥と同じ位にある、有名な財閥だった。うちの母親と、西井財閥の母親は、仲がいいらしい…



「明!矢音って子、めっちゃ美少女だね♪」



きらりは、ニヤニヤしながら話している。


「西井財閥の娘だよ。」



「へぇ~やっぱ詳しいね♪」


「そう?当たり前だよ…全部覚えさせられたから…」



1度、話したことはあるが苦手な女だった。



「じゃあ、席は…明の隣が空いてるな。」



ガタガタ



「よろしくね?明さん。」


なんだか、嫌な予感がした。
気のせいだろうか…


「よっよろしく。」


私は、目を見ずに言った。




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