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生きたいです

第3章  球技大会


 「球技大会の練習だよ。俺らにとっては最後だからな」

 洗い終わると何のためらいもなく風呂に浸かる。

 5メートルくらい離れているけど恥ずかしくてたまらない。

 「運動音痴なのに?」

 笑いながら辰樹に言う。

 「うっせーぇ」

 子供のようにバシャバシャ水をかけてくる。

 もちろんやり返す。

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